山口県からのアレルギー情報
災害時の備え
熊本地震や西日本豪雨などの災害時には、避難所等が開設される場合もあります。ただ、アレルギー疾患をもつお子さんの避難は、食事の不安や、生活環境変化によるぜんそく等の悪化など、避難に対し不安を感じる方もいらっしゃいます。
日本小児アレルギー学会をはじめ、各関係/支援機関において災害時の備えに役立つハンドブック等が公開されていますので、ご紹介します。
災害時の備えに役立つハンドブック等
災害時のこどものアレルギー疾患対応パンフレット
2011年の東日本大震災をきっかけに作成されました。アレルギー疾患ごとに分かりやすく1枚に整理されています。
日本小児アレルギー学会のホームページからダウンロードが可能です。
作成:日本小児アレルギー学会
アレルギー疾患のこどものための「災害の備え」パンフレット
患者さんやそのご家族が、医療スタッフと話し合いながら、「災害に備える」ことを一緒に考える際に利用できるように作成されました。
一般社団法人日本小児臨床アレルギー学会のホームページからダウンロードが可能です。
作成:一般社団法人 日本小児臨床アレルギー学会
アレルギーっ子ママが考えた防災ハンドブック
「LFA 食物アレルギーと共に生きる会」(患者会)の中から立候補されたアレルギーの子をもつ保護者の方々が中心となり、医師・看護師・栄養士・保健師・教職員・災害支援団体・防災士・行政の方々からの意見をふまえ作成されています。
「もしもの時」にどう備えればよいか、親しみのあるイラストと文書で分かりやすく書かれています。
協力:一般社団法人 LFA Japan
要配慮者のための災害時に備えた食品ストックガイド
乳幼児、高齢者、慢性疾患・食物アレルギーの方などに向けて、家庭備蓄を行う際に必要な情報、災害時における食事の注意点などをとりまとめ、分かりやすく解説されています。
作成:農林水産省
家庭備蓄のすすめ
災害発生時等に備え、家庭備蓄の必要性や、選び方などが開設されています。家庭備蓄は、最低3日分、できれば7日分、要配慮者なら2週間分が必要とされています。 また、農林水産省WEBサイト「家庭備蓄ポータル」にはより詳しい実践例等が掲載されています。
作成:農林水産省
災害におけるアレルギー疾患の対応
基本的なアレルギーに関する知識、実際に行うべき対応、アレルギーで困った事例などが、患者向け、行政向け、医療従事者向けと対象を設定し、わかりやすく作成されています。また、パンフレット、ポスター、カードやゼッケンなどの災害時に役立つツールも作成されています。
作成:大規模災害時におけるアレルギー疾患患者の問題の把握とその解決に向けた研究 研究班